自己臭恐怖症を経て対人恐怖症になる 自臭症が治った女子のブログ
常に人の反応や顔色や言動を伺ってビクビクしていたのだから、もうこの時には完全に出来上がった対人恐怖症だった。
臭いが関係ないところでも、人に気を許せなくなった。
人がいるだけで、緊張感が増して、落ち着かなくなったし、息苦しくなったり、心臓の音がすごかった。
そして、私の弱点を指摘されるかもしれないという恐怖に怯えた。
また人の言動一つ一つに一喜一憂した。
何でも悪い方向に考え、人が私を笑っているとか影で悪口を言っているとか、嫌っているとか、そんなことばかり考えるようになった。
人の立てる物音一つにも敏感になり、ビクビクした。
だからもっと人の動きが気になった。
人からどうにかしてよく思われたいけれど、臭いのせいでそれもかなわない。
ならば、少なくとも嫌われないようにしよう、そう考えた。
それがさらに人の動きに振り回されて、クタクタに神経をすり減らす事になった。
対人恐怖症が悪化して、私の未来はますます絶望的になった。
部屋で一人でいる時だけが私が安心できる唯一の環境だった。
だけど、先のことを考えたら、私は部屋の中にいても落ち着かなくなった。
先には絶望しか無いのだから。
このまま治らず死ぬまでこんなことで生きるのかと思うと、私にできることは消え去ることか、ただ耐えることだけ。