自己臭恐怖症に苦しめられて 真っ黒な未来、暗黒時代の私 自臭症が治った女子のブログ
臭いに敏感になり、臭いを隠すことだけが人生の目標になり、人から変に思われないように生きることだけに、全神経を費やしてきた。
普通の同世代の子は、そんなこと考えないで、楽しく暮らしているのに、なぜ私だけがこんな目に。
だからどんどん私は生きられなくなっていった。
人の反応が怖い。
人から臭いを指摘されるのが怖い。
一対一の時ならまだしも、異性がいるときや人がたくさんいる中で、『お前臭い』と言われたら、自殺しようと思っていた。
臭いだけじゃなく、人の目も態度もすべてが怖かった。
笑い声も怖かった。
いつも私の噂をしているんじゃないかとビクビクしていた。
『鼻』『くさい』『におう』という言葉、その類語や似た発音にも敏感になった。
親は臭わないという。
だけど臭うし、人の反応も臭っているようにしか思えない。
これって私の妄想?
確かめることが怖かった。
だからどうしてもできなかった。
そして私は彼氏も作ることもなく、ただひたすら隠れて守って耐えるだけの高校生活を送った。
大学生になっても全く明るい展望なんてあるわけもなく・・・・・・
これが働くようになっても、結婚しても(いやできない、絶対に)、子供が生まれて保護者会に参加しても、おばあちゃんになっても、ずっと私は悪臭に苦しめられる。
そう考えると、死んだ方がマシだと思うようになった。
生きていていいことなんか一つも起きる予感もなかった。
このまま、悪臭を発する街のお荷物として、日陰で生きなくちゃいけないのか。
でも、どこにいっても、人はたくさんいる・・・・。
なぜ、なぜ、なぜ、私だけがこんな・・・・
はっきりしていたのは、自己臭恐怖症という症状のままいくと、一生精神的拷問を受け続けること。
そんな人生ならば、自分の手で終わらせてしまえ、そう思っていた。
未来、そんなものあるわけない。
絶望、それだけだった、当時の私には。