自己臭恐怖症のせいで夢を諦める、その絶望って 自臭症が治った女子のブログ
私には昔からやりたい夢があった。
十代中頃、今から考えると自己臭恐怖症、ガスおなら恐怖症になり始まる前までは、強くファッション関係の仕事につきたいと思ってた。
症状が悪化して、絶望しか感じられなくなるに連れて、夢も諦めざるを得なかった。
ファッション=いい香りというイメージ、これに反するから。
私みたいな臭い女がファッションの仕事をしてはいけない。
モデルの仕事にしても、ファッション雑誌の仕事にしても、アパレル関係の会社や店で働くにしても、どこに嫌な匂いを振りまきかねない女が存在しているんだろう?
私みたいな人間こそ、社会の底辺で臭いところで働かなければならないんだな、と思った。
それは嫌だったけれど、現状が現状だったから、上を見ることはつらいだけになった。
自己否定感が強くなるに連れて、私は夢を諦めた。
ファッション以外の仕事につくにしたって、人と接するような仕事は無理だと思った。特に近い距離で働かなければならない時や、身動きがとれない状況の仕事では。
そうなるとデスクワークもできないし、営業をやっても相手する人に悪印象を持たせてしまうかもしれない。
やっぱり考えれば考えるほど絶望しかなかった。
仕事、彼氏、人間関係、全てにおいて真っ暗闇だった。
どれだけ夢を諦めてきただろう、これからも夢を捨てなくてはいけないのだろう。